虫かご

作詞・作曲・編曲 おもち

暖かい風 優しい日差し
あの真夏との邂逅

少年はただ
空と緑と
虫かごが好きだった

それより大切な物なんて
無かったはずだったのに 

あの日僕らは空を見上げ笑ってた
輝いてる その笑顔は太陽だった


月日は流れ 夏は終わって
少年は大人になる

彼の時間は 周りにつられ
止まる事はなくて

部屋の隅の写真
あの日の虫かご どこだったかな

空を見上げて自分に問いかけてみる
あの日と同じ笑顔はまだ出来るのか

嗚呼 僕らは蛹のまま羽を持ち
動けないまま空を求め続ける


今はもう遅いと分かっていても

僕はあの頃 眩しい光の中で
夢を希望を この両手に持っていた

嗚呼 あの日の優しい思い出だけは
今もこの手に 忘れない あの夏の事
      
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